第4章 赤い夫との夜
「美桜。今日も買い物して帰るかい?」
『うん。スーパー寄って』
帰りに晩ご飯の食材を買って帰る。遅くなったら外食をしたりするが基本は家で2人揃って食べる。
「今日の晩ごはんは?」
『オムライス』
「豆腐は………」
『買わないよ?当たり前じゃん』
征十郎少し悲しそうに顔で私をみてきた。
『そんな顔してもダメだからね』
私は買ってあげたいのを堪えて言った。
あの顔は反則やわ………
無事買い物も終わり家へ着いた。
「『ただいま』」
『征十郎ーー。先にお風呂入ってきてー』
「ああ。じゃあ入ってくるよ」
征十郎がお風呂に入っている間に私はご飯の準備をする。