第3章 繋
雲雀の瞳から滴が零れ
敷布をぎゅっと握りしめて、
「ちが…っ…、わたし…」
日向と結ばれた夜を思い出し、背徳感で胸がしめつけられる。
優しく、とても丁寧に触れられたあの夜。
あんなにも満たされたと思っていたのに―――
―――なのに、この激しい快感に
身をゆだねようとしていることに情けなくなった。
「え、いこうさン…っ…日向様にはっ……
言わないで…っ」
「…私…なんでもしますから…ッ…!」
甘い吐息まじりに言葉をつなぎ、
懇願するように両手を強く握りしめる。
「………あ、ん…どうぞっ……私で満足してください……」
熱を持った永光のソレを右手でさすって、
「んん…っ…!」
雲雀の唾液にまみれたものを自身の蜜壺へと誘い込む。
「ふふっ…ものわかりの好い子は嫌いではありませんよ」