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恋愛玩具

第1章 プロローグ



咲綺はというと、頬をほのかに赤らめながらうっとりとしている...

咲綺...イケメンに弱いからな......

「大丈夫です!いつでも一緒に帰れるので」

にっこりと微笑む咲綺は快く了承した

(最悪だ...)

雨宮君はそれを聞くと、私を見て軽く微笑する

「あ...、や...私は...」

「じゃあ行こうか、椎田さん」

彼が右手で資料を抱えると左手で私の腕を掴んだ

後ろから咲綺が「また明日ね」と言った声が聞こえた


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