第5章 苦痛な日々(R18)
ジリリリリッ!!
「!!」
目覚まし時計の音に驚いて飛び起きた
(もう朝!?私、いつの間に寝たんだっけ?)
不思議なくらい昨日家に帰ってからの事を思い出せない
(どうしたんだろう。疲れてるのかな...)
頭が働かないまま準備を始めた
♪~~
「こんな朝早くから誰だろ?」
携帯を見て届いたメッセージを確認する
-(咲綺) 今日朝練あるから一緒に登校できない。ごめんね...。-
咲綺...一緒に学校行けないなんて初めてかも
(やっぱり、私の事避けてるのかな...)
携帯を見つめて何度も何度も読み返す
最後の「ごめんね」という文字が目にとまった
そんな事、ないよね!
咲綺が私を避けたりなんかしない
咲綺は私の親友だもん
そんな事、する子じゃない...
携帯を握り締めて深呼吸した
(今日も頑張らなきゃ!雨宮君なんかに負けない!!)
強く決心したのに...
その気持ちがすぐ折れてしまいそうになるなんて、その時は思ってなかった