第11章 襲来

『…』


タママ「そんな…」

ギロロ「まさか…手も足も出んとは…」


ケロン軍が沈黙し、静まり返る中…

ケロン人たちは…


ばっくん


飲み込まれていった…


恵土「…闇の力は、破壊の力…

光の力は、創造の力…


かつて神は、その力の強さから

二分させて使い分けていた…


同時に使えば、無となるからこそ…


闇の力に対抗できるのは

無効化できるのは…


光の力のみ…」


その言葉と共に、拳を握る力を強め


ぽおおおおお


かあああああ


白い光を集中させ、展開させる恵土…


ドロロ「恵土殿！何をするつもりｄ
恵土「私があいつを止める！
お前らの仲間も助ける！！」

ケロロ「ダメだって！
我輩たちの問題なんだから、手を出さないｄ
恵土「黙って見てろ！！」


ケロロ「ゲロッ…；」

恵土「…やっとできた、大切な親友なんだ…

親友のピンチを…黙って見過ごしていられるか！！」


その言葉と共に、白い力の障壁を抜け

白い光を集中させる


モア「家の損害、0です」

タママ「ケロン軍の壁よりも固いんですか！？；」

ギロロ「なら、家のことは心配する必要はないという事だな」

冬樹「でも、一体どうやって抜ければ」

桃華「無理やりにでも外に出れば危険ですし」

睦実「だったら、こうすればいいんだよ」


そう言いながら

実体化ペンを使って、出口と書いた紙をほおった


すると…


冬樹「外だ！」

ケロロ「我輩たちも行くであります！」


時を同じくして…


恵土「おらぁ！！」

どっごぉん！！


ケロン星へ向かっているドラゴンへ向けて、白い力をぶつけるも…


『ぐるぅ…』

低く唸り、再び黒い力を解き放っていた…


全身から闇の力を解き放ちながら

恵土へ向かい、再び集中させて解き放つ…


ケロン軍をやっつけた力を…


恵土「…（かっ」


その直後、瞬時に光の力を解き放ちながら

右手へ一点に集中させ、その闇を払うと同時に消し去った…


ちょうどその頃、ケロン星では…