藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第9章 ♡Story33♡ キャンプファイアー
太輔side
「この3階の奥に1年専用の家庭科室があるんです。
おそらく二人はその中に......ん?」
「立花君、どうした?」
「ちょっと様子がおかしいような......」
「......?」
疑問を浮かべながら足を進める一行。
家庭科室の前まで来て......
「っこれ......まさか、アクシデントで出られなくなったのか?」
(さっき感じた違和感はこれだったのか......)
前まで来てみれば、掃除用ほうきが斜めに立てかかってあった。
「っ......」
太輔は急いでほうきをどかし、ドアを開けた。
「......っ百合!」
ドアを開けてみると室内は薄暗かった。
「っ......」
(どこだ......っ!)
太輔は辺りを見渡して百合達を見つけたわけだが、
目を見開いて驚いた様子で二人を見た。
「藤ヶ谷先生、百合ちゃん達いましたか?」
「っ柊!」
太輔に続いて他の面々を入ってくる。
「っ......」
(っ何でだよ......)
「藤ヶ谷先生、どうしたんでs..な゜!?」
宏光は太輔と同じところに視線を向けて驚愕の表情で百合達を見た。
「......。」
「っ柊、お前......」
「......彼女、今寝ているんだ。少し静かにしておいてあげて......」
「っ......」
(っだからって何で......
アイツの中で眠っているんだよ......百合......)