藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第8章 ♡Story32♡ ふたりっきりの密室
百合side
「っ//////」
(なんだろ......
ドラマの撮影でもこんなに密着することないから凄く緊張する......)
百合は固まり緊張しながら柊の中にすっぽりと収まっていた。
「そんなに緊張しなくて大丈夫だよ(微笑)」
「っはい......」
(でもやっぱり緊張するなぁ(苦笑))
それからしばらくが経ち...
コクッ...コクッ...
「......。」
(何だろ、落ち着いてきたら今度は眠くなってきちゃった......)
「百合ちゃん今日頑張ってたもんね(微笑)
眠ってて大丈夫だよ?」
「でも...いつ来るかわからないし......」
「休めるときに休んでおいたほうがいいよ。」
「そんな、申し訳ないですよ(苦笑)」
「芸能人にとって休養は不可欠だよ?」
「でも......」
.
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「スピー......(=-ω-)zzZZ」←
結局睡魔には勝てなかった百合、
百合は柊の胸に寄りかかりながら眠っていた。
「結局寝ちゃった......(苦笑)」
(余程疲れたんだろうな......)
「スピー......」
「......ゆっくり休んで。」
柊は百合の頭を撫で、優しく包み込むように抱きしめた。
「ムニャムニャ......」
「......百合ちゃんは、おr..「太、輔......ムニャムニャ」......っ」
(......俺には、
二人の間の隙間には入れないの......?)
柊は寝言で太輔の名前を呼んだ百合を切なそうに見つめ、
さっきより強く抱きしめた。
「......百合ちゃん、
好きだよ......」
ガタッ!
「......っ百合!」
「......。」
小さく呟いた後、ドアの開く音と百合の名前を呼ぶ声が柊の耳に入ってきた。