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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第10章 月の揺りかご/上杉謙信(夢主side)


どうして私は此処にいるんだろう?


見慣れない天井
見慣れない調度品


そして目の前にはすまなそうな顔をしている
佐助くんと複雑そうな顔をしている幸。


「愛香さん、本当に申し訳ない」


深々と頭を下げてくれる佐助くんに怒る気はないんだけど……

ただ、この状況を信長様に知ったら__
そう思うと怖くて仕方ない。


「あの……この事を信長様は……?」

「それは心配ない!……と、思う……」


思うって
頼りない幸の言葉に不安が残る。


「俺がガマンをすれば万事上手く行く筈!……だ」



いつもの幸らしくない歯切れの悪い言葉
それになんだか無理やり納得をしようとしているような?



「幸村がおとなしく信長の寵愛を受けていれば問題なかろう」


脇息に肘をかけ悠然とお酒を呑んでいるのは
謙信様。

多分、ううん。
絶対だよね?
謙信様のせいでこの状況になっているのは……


「誰のせいでこうなったのか分かってますか?!……まったくっ……」


恨めしそうに謙信様を睨み付ける幸の瞳からは涙が浮かんでいる。



いまいち状況がのみこめない私は、佐助くんに視線を移すと


「愛香さんが心配する事はないから
安心して。ただ……」

「ただ?」

「幸のケツが使い物にならなくなるだけだ。
愛香が気にやむ事など何もない」

「……っ!! あんたがソレを言うなっ!!
誰のせいでこうなったか分かるか?!」


謙信様に食ってかかる幸
……やっぱり話しが見えない




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