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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第7章 そういうことだったのね



「あれー?…これ峰ちんのサイフじゃね?」

「何をしに行ったのだよ、あいつは…」


あっくんがコンビニへお昼を買いに行ったはずの大ちゃんのサイフを見つけた。

真ちゃんと全く同感で、彼は一体何しに行ったのか。本当に馬鹿だと思った。

仕方ないから私が届けてくるか、と思った時だった。


「あの…僕が届けてきましょうか?」

「ん?じゃーよろしくー」


テツ君の申し出に、あっくんが大ちゃんのサイフを投げる。


「わ。急に投げないでください」

「えー。そっちがトロいんでしょー?」


あっくんが投げたそれをテツ君は受け取ることができずに、地面に落ちてしまった。

ん?トロい…?あ…。


「征十郎」

「ああ。わかっている」


そういうことだったのね。

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