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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第20章 馬鹿っ!



かくいう私も先日、さっちゃんの水着を一緒に選ぶために、部活帰りという一刻も早く帰りたい時に、一緒に帰ろうとしていた征十郎から引きはがされて拉致された。


「カスミンも買ったんだよ!すっごく可愛いの!」

「…普通のを選んだつもりなんだけど」

「そりゃ楽しみだな!な、テツ!」

「そう、ですね…」


イマイチ幼馴染コンビについていけない私とテツ君は苦笑いを浮かべた。


「わあーっ!見てくださいッス!青いッスよ!」

「おい黄瀬!止めるのだよ!危ないと先程から言っているだろう!」

「もー、いい加減ヒネリつぶすよー?」


バスの後ろの方から黄瀬がまた騒いでいるのが聞こえた。

勿論、バスを降りた後、黄瀬は修ちゃんから睡眠を妨害されたから、という理由でシメられていた。

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