第2章 ゲームの始まり

猛、琉亜視点

「ちょっと！何で俺が先輩と逃げないと行けないんすか！？」


『はー？偶然だ！本当は篠原とかと回りたかったが偶然手を取ったのがお前だったって事だ！！』

「うわー悪趣味だ……」

『だから！偶然と言ってんだろうが！』

「ふーん、まあどうでも良いけど……」

『どうでも良いとは何だ！！』

「静かに！」

『え？』

「足音がする……」

『篠原とかじゃないのか？』

「いや、デカイ足音……」

『マジかよ……』

「どこに隠れる？」

『隠れるって言ったて……どこにも隠れられる場所は無いよ？』

「ここの下は？」

『あー！そこなら行けるかも知れない』

「どこ見てるんだか……」

『ほら入るぞ？』

「えっ？」

ドスン ドスン

鬼は目の前に来ていたが、気づかなかった

目の色は黒で口らしきところから血を垂らしていた

ドスン ドスン

『何とか退散したようだな？』


「一緒に入るとか！アホじゃないっすか？増してはここはそんなスペース無いし、一緒に入ってるだけで約、２分の１の確率で見つかるんですよ？だったら別々の所に隠れて４分の2にした方が良かったじゃないんですか？」

『そうだとしても、お前はどこに隠れるつもりだったんだ？』

「それは……」

『ほら見ろ、そうしていたらお前は死んでたぞ？』

「…とにかく他の人を探しましょう」

『だな！』