第4章 シリウス・ブラックとの出会い
うわぁぁぁぁぁぁーーーーー!
だんだん近くなる泣き叫ぶ声。
「ロン……って、足が!ひどい怪我!!」
私は運ばれてきたロンを見て、犬になったシリウスを睨みつけた。シリウスはきゅーんとなく。あ、私勘違いしてたんだけど、シリウス狼じゃなくて犬のもどきらしい。ずっと言いたくてうずうずしてたって。
「えっ!?イヴ!?なんで君ここに………………はっ!」
シリウスが人間の姿に戻り始める。その姿に驚愕するロン。
「い、イヴ。あいつ、あいつ………」
「うん。シリウス・ブラックだね」
「なんで君そんなに冷静なのさ!?」
バーンと勢い良く扉が開く。入ってきたのは、ハリーとハーマイオニー。
「イヴ!?なんでここに……」
「ハリー、ハーマイオニー!罠だ!!動物もどきだ!シリウス・ブラックだ!」
ロンの叫びが部屋中を響かせた。