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狐薊❪信長協奏曲❫

第2章 殿



記憶の中の兄が優しく微笑んだ

「強くならないと。肉体的強さじゃなくて、精神的に」

私は首を傾げる

「せいしん、てきに?」

初めて聞く言葉だ
どう言う意味だろう

「うん。きっと大丈夫、って信じる心」

よく分からなかったけど分からないなりに頷く

「分かった」

兄の暖かな手が私の頭を優しく撫でた
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