• テキストサイズ

初 恋 ア ン ブ レ ラ

第7章   勘違い。


朝の挨拶が飛び交う教室で
今日は本を読まずに
机の上で頬杖ついて
前の席の椅子を見つめる。

渋谷くんの言動や行動の意図を知ろうと
考えても解決どころか疑問が増えるだけ。

人の考えなんて聞かなきゃ分からへん。
(聞いても分かんなかったりするし)






 「………………」


本人に聞くのが1番。

せやけど、聞いてばかりじゃあ
うっとおしくされそう。

友達になってやと言われた日に見た
あの表情が頭の中にこびりついてて…

家の場所を教えて貰えんくらいなんやから
質問攻めにしようもんなら
うっとおしがられるどころか
怒らせてまうやん。

止めとこ。
眉間にめっちゃ皺寄せてるのが想像つく。







 「おい、コラ」
/ 256ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp