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今 夜 か ら は 。

第5章 返事の続きは夢の後で。


 「…好きっ…なんです、」


切なそうで苦しそうな声が
胸の高鳴りに追い打ちをかける。

あかん。

こんなん聞いたら
理性なんかぶっ飛んでまうわ。


…このまま自分の部屋に持って帰ったろか。


なんて不埒な考えは抑える。



















 「…………俺も…」



続きの2文字は起きてる時に言おう。

きっと、顔を赤くさせんのやろな。

その姿を想像したら
緩やかに唇の端が上がって行き…

愛おしくて
堪らなくなってもうた、ある冬の夜の事。
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