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【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】

第26章 せっかく関係が変わったんだし



いや、関係が変わった今だからこそ、言いたい事を全て言いたい。気持ちを分かって欲しい。



「俺からもお前にちゃんと近付きたいんだよ。今までみたいに待ってるだけじゃ嫌なんだ」



俺だってずっと一緒に居たいし、一緒に住めるんなら嬉しい。
やっと自分に正直になれたんだ。もっとこいつを知りたい。自分の足で晋助の所に行きたい。我が儘を言っているのは分かってる。



「…八雲」



「何?」



久々に名前を呼んでくれた気がした。それだけなのに、胸が熱くなる。とても嬉しく感じる。



「…本当に、お前は俺が憎くねぇのか?」



「またそれか。…昨日も言っただろ。晋助は、俺の全部を壊した。だからこそ前に進もうと思えた。ドキドキしたり、体が熱くなったり…一人じゃ出来ない事をお前が教えてくれた。何より、俺の場所をくれた。それが嬉しいんだ。許すどころか、感謝してるよ」



「…変わったな、お前」

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