【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第23章 再契約
ソファーに座り待っていると、ガチャリと音を立てプレハブ小屋のドアが開いた。
男はひどく驚いた顔でこちらを見つめている。
「遅かったな」
返事はなくただ訝しげな眼差しを向けてくる。
「初めて会った時も昼休みだったけど、いつもはこの時間に来るのか?」
「…何しに来たんだ」
やっと口開いたと思ったら第一声がそれか。…まぁ、無理もないけど。
「うん、ちょっと話し合っておきたい事があって。停学解けてすぐに来てくれるかどうかは賭けだったけど、待った甲斐があったよ」
「俺はテメーに話す事なんてねーよ」
「俺が話したいんだよ」
苛立だしく舌打ちをしながらも高杉は俺の隣に腰掛ける。