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【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】

第22章 変わる男変わらない日常





「おはようございます」



「…おう、おはよ」



翌日の朝の職員室。銀八が振り返りニッと笑みを浮かべながら挨拶を返してくる。



「何日も休んだ分、仕事溜まってんだからキビキビ働けよ」



「分かってますよ」



自分の席に腰を下ろし、周りをぐるりと見渡す。
結局、高杉達の喧嘩の理由はうやむやとなり、これ以上騒ぎを大きくさせない為にも『ただの』喧嘩で片付けられた。
しょせいんそんなものだ。自分の中では大きな問題でも、世間からしたらそれは小さな問題にしか見えない。皆、いつものように仕事をしている。
横で銀八がジャンプを読み、自分は仕事をただ黙々とする。何事もなかったかのようにいつもの風景に戻っていた。
それでも此処に戻れた事は俺にとっては大きな喜びであるし、大きな変化でもある。多分、これからもこの風景の為に努力と苦労をするんだろうな。

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