• テキストサイズ

あなたの声が聞きたくて【ハイキュー!!】

第28章 第27セット



*影山side*






いつもそうだ。




優さんは


どんなにツラくても、


どんなに泣きそうでも、


どんなにココロが痛くても、



笑って、みんなを安心させようとする。




周りが不安なとき、苦しい時は


その笑顔に力がもらえる。




けど今は、、、




俺のココロが



すごく苦しい。




「優さん。


 今でも、岩泉さんのこと、好きですか?」






すると、また困ったように笑って



《わからない。》




そう答えた。



優さんにこんな顔をさせられる岩泉さんが



羨ましくて、腹立たしくて、仕方が無かった。





俺だって、ずっと好きだったのに____
















俺がこの人を好きになったのは、中学1年の頃。




北一のバレー部に入部して少ししてから。



きっかけは部活終わりの自主練。




サーブの練習をしていたら及川さんたちのところに




“空中の舞姫”と謳われた優さんが来たからだった。





優「おー!君が影山くんか!

 徹から色々聞いてるよ!」



そう話しかけてくれた優さん。




自主練を見ていても、あの及川さんのサーブを難なく上げていて、スパイクも見惚れるほど綺麗で、太陽のように笑うあの人は俺の憧れになった。





/ 638ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp