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分からなくても伝われば

第8章 ゲームううぅうぅううぅ!


 私はしかめっ面の二宮さんを無視して声を掛ける。

「ゲームで、勝負しません? 勝った方が負けた方の言うことを聞くんです♪」

 もちろん、二宮さんにゲームで勝てるとは思ってない。二宮さんはすごいからな。
 しかあし! 私は裏ワザを攻略しまくって携帯で指の動きは最速!
スマ○ラあぁァぁあぁア!

「ということで、スマ○ラでよろしくお願いします。二宮さん」

「……ち」

 ん? 今、一瞬舌打ちのような音が聞こえたような……?
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