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分からなくても伝われば

第7章 アイドルオーラがッ……!


「できた! ……ぢゃなくて、で、できました~」

「ん」

 おいしそーとかないんすか。コミュニケーションとろうぜ、言葉のキャッチボールしようぜ。

「ん、おいし」

 思わず声に出した。だって、結構おいしいもんねいつもより。ってか、私って最近ハヤシライス作ったっけな。

「どうですか、おいしいですか!」

 わくわくしながら二宮さんにそう聞くと、長い間を空けて無言でうなずいた。うーん、もう少し悩まずにうなずいてほしかったような……。
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