• テキストサイズ

キセキに恋した。

第1章 01.緑の失恋


高尾side

緑間がシュートを外した。
しかも、連続して…
おは朝占い1位だったし
ラッキーアイテムだって持っているのに。


「えぇ?!真ちゃん?!
え…あの…えぇ?!」


…真ちゃんなんかあったの??


「うるさいのだよ。高尾。
今日は…もう…帰るのだよ。」

「いやいやいやいや!
待てよ!緑間!!!
本当にどうしたんだよ、、、」

「気にするな。
お前は練習を続けるといいのだよ。」


そういって真ちゃんは体育館を去っていった。

俺は、驚きのあまり一瞬動きがとれなかった。しかし、すぐに真ちゃんを追いかけた。

真ちゃんの行動は早く、すでに制服に着替え部室を出て行こうとしていたが、ギリギリ捕まえることができた。


「真ちゃん。俺だって話くらい聞くことできるよ。話せよ。」

「はぁ。……だよ。」

「…え?」

「振られたのだよ。」

「ええええええええ?!
待って待って!
振られた?!誰に?!
その前に真ちゃん彼女いたの?!それとも片思い?!」

「うるさいのだよ。
一気に質問しすぎだ。」

「ごめん…。」

「満足か?俺は帰る。」


そういって部室を出て行く真ちゃんの横顔が寂しそうで、でも有無を言わさない態度だったから俺は追いかけることはしなかった。

そうだよ。
明日にでも聞けばいい。

にしても、振られてシュートを入らなくなるなんてあの緑間もただの高校生なんだなぁ。
てか、どんだけ惚れ込んでるんだよ?!

よし、とりあえず。黒子に連絡だ。

「おい!高尾!体育館片せよ!轢くぞ!」
「げげっ、すぐに戻りまーす!」

宮地さんに見つかっちまった。
黒子には後で連絡だ。
/ 23ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp