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イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】

第5章 狂った果実~レオorルイ編~


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レオの部屋を後にしたルイは

自分にあてがわれた客室に向かう。






扉の前にもたれ掛る

濃紺の髪の男が目に入った。




「なに?」




『いい酒が入ったから持ってきてやった。

おまえ、これ好きだろ?』




ルイは怪訝な顔でシドを睨みつけたあと

視線だけで周りに人がいない事を確認して




「入って」




シドを部屋に招き入れた。




ぱたんと扉を閉めると

ルイはグラスと氷を用意して

シドに突き出す。




シドはボトルを開けて

酒をグラスに注ぐ。




ルイはそれをロックで一気に飲み干した。




「外でそういう事言うのやめて。

城内では

お酒、弱いことになってるの

知ってるだろ」




アルコール度数の高い酒を飲み干したのに

ルイは顔色一つ変えない。




『おまえ…レオに

あんな顔で抱かれてんだな』




ルイは無表情のまま答える。




「…だから?」




『いや…』




「おまえもそうして欲しいの?」




『別に…』




「ふうん…」




ルイは無表情のままシドを見据えると

空になったグラスを

シドに差し出した。




『本当に悪い男だな、おまえは…』




シドは、当然のように

ルイのグラスに

酒を注いだ…。









第5章
狂った果実~レオorルイ編~

-End-






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