第21章 狂った果実～アランorルイ編③～

『｢感じない｣は嘘だろ。

この前、キッチンで俺が…

その……………

あー………』




「……キッチンでアランが

俺を蜂蜜まみれにして

犯し倒したこと？」




（赤裸々だな///

ちょっとはオブラートに包めよ…

この破廉恥公爵）




『そん時、

あんあん言って

善がりまくってたじゃねえか』




「……あれ

演技だから…」




『は？』




（え、演技！？

あのエロいのが！？

嘘だろ！？

演技だとしたら上手すぎだろ！！）




『………なんで演技なんかする必要あんだよ』




「……………」




（なんだよ、また沈黙？

え？

まさか……………俺？

俺が下手なのか！？

気ぃ使われてた！？

だとしたら、かなり傷付くんだけど！！

男はその辺繊細なんだよ！！

あ、ルイも男か）





「……どうして演技するかは

……君には関係ない」




（ものすごく関係あると思うけど！！）