イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第4章 狂った果実~ジルorアラン編~
アランに体重をぐっとかけられ、
身体がベッドに沈んだジルは
一瞬、目を見開く。
が、
すぐに優美に微笑んで。
『………残念。
今夜ならイケると思ったんですがね』
余裕すら感じられるジルの様子に
アランは真顔で答える。
「パーティーで酒が出たから?」
『はい。
それに、明日は非番でしょう?
相当お呑みになったのではないかと』
「俺を誰だと思ってんの?
潰れるまで呑むわけないだろ」
『さすが騎士団長。
ウィスタリア国王側近としては、
頼もしい限りです』
ジルは笑みを深める。