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イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】

第19章 狂った果実~シドvsルイ編~


このページ(P443)は
この章の概要(?)です。
飛ばしてP444から読んで頂いても
大丈夫です。


=====

「……洗って。気持ち悪い」


ルイはバスタブの縁に座ると
足を組んでシドを見上げた。


その身はロープで縛り上げられたまま。


シドはルイの視線を受け止めて。


『ずいぶん偉そうじゃねえか』


「……嫌ならいい。自分でする」


『…………チッ…』


シドはルイの前に跪くと
怪訝な表情とは裏腹に
そっと足を持ち上げ
その爪先にキスを落とす。


そしてロープを解き
スポンジでルイの身体を優しく洗い始めた。


隣に座り、
ルイを片腕で抱き留め洗っていく。
ルイはじっと身体を委ねていたが、
突然怪訝に声を溢す。


「痛い………スポンジ」


『相変わらず我儘だな』


シドは軽く息を吐いてスポンジを放り投げ、
手でわしわしと洗い始めた。


『荒い……もっと丁寧にして』


「てめえ…」


シドは不機嫌そうに掃き捨てながらも
要望通りゆっくりと手を動かす。


が、器用とは言い難いその動き。


「何、その触り方。お前……気持ち悪い…」


「随分だな。洗ってやってのに」


『……下手くそ』


ルイは目を閉じた。


やがて
すーすーと心地よさそうな寝息が聞こえる。


腕の中で眠るルイを
シドは淡々と洗っていった………




=====


さて
シドは何を考えているのでしょう?
ちょっぴり
心の中を覗いてみましょう………



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