第17章 悪魔のお仕置き～ユーリ編③～

と

ジル様が軽く息を吐かれる。




『袖口のことではありません』




「え………？」




ユーリが見上げると

ジル様は

お顔色をお変えになることなく




『ここのことですよ』




そう言って

常人とは思えない俊敏な動きで

ユーリたんのスラックスと下着を

一気にずり下ろされた！




（えーーーーーーーー！）




ずりーーー！




ぷるん！




ユーリたんの可愛いモノが

揺れながら顔を出す。




「きゃっ、やだっ！」




ユーリたんは

可愛く悲鳴を上げると

華奢な両手でそこを隠した。




『見せなさい』




ジル様の容赦ない命令が飛ぶ。




「っ///

そんな、こんな大勢の前で………っ///」




『サラ、マリア』




突然名前を呼ばれ

俺はビクッとなった。




（※サラは俺の名前。

よく「女の子みたいだね」って言われる）




『ユーリの腕を押さえて下さい』




「は、はい」




先輩執事の俺とマリアは

ユーリたんの側に駆け寄る。




「あっ、

待って下さ…

やだ………あっ！」



抵抗するユーリたんの腕を

片方ずつ取ると

横に広げて押さえ付けた。