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イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】

第15章 悪魔のお仕置き~ユーリ編②~


ジルは立ち上がると

指先でユーリの顎を持ち上げ

吐息が触れそうな位置で

視線を絡めた。




『仕事中に気持ちよくなって

勝手に果ててしまったのですよ?

そんな方を

伝統あるウィスタリア王宮の執事になど出来ません。

ですが

貴方が大人しく

私の教育を受けるおっしゃるのなら

考えて差し上げなくもありません』




ユーリは琥珀の瞳を

不安げに揺らす。




「……教育を受けたら

執事にして下さいますか?」




『貴方の態度によりますよ、ユーリ』




その言葉に反応し

意を決したように

真剣にジルを見詰めるユーリ。




「…………ジル様…」




ユーリは

ゆっくりと洗礼された所作で跪き

ジルの手を取って

指先にぎこちなくキスをした。

そして

震える声で

懸命に訴える。




「俺を……

…教育してください

ジル様の手で」




ずっきゅーーーーーーん!!




(なんと愛らしいのでしょう!

徹底的に躾けて差し上げましょう!!

ふふふふふふふふふふふふふ

ふふふふふふふふふふふふふ……)




『教育の前に

まずはお仕置きですよ?

覚悟…してくださいね』




ジルは

ユーリの髪に

くしゃり…と指を差し入れ上向かせると

そっと

唇を重ねた…。















ユーリは思う。















(うわ~、ウワサ以上。




このド変態。




好きなだけ溺れて良いよ




俺の身体に……くすっ)







ユーリは

ジルの巧妙で艶やかなキスに

ぎこちなく答えていった…。





第15章
悪魔のお仕置き~ユーリ編②~

-End-





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