第14章 悪魔のお仕置き～ルイ編～

（こんな事をしているのに

貴方は本当に………

見惚れるほど美しいですよ、

ハワード卿…）




『あーあー

本当に変態ですね』




「だって……こんなのっ

っ……無理に…決まって…

ぁぁぁっ……

…………分かってる…くせに…っぁっ

この鬼畜………

ぁあっ…ああ

もうっ………

ああっ」




『イキますか？』




「ぁっ

ぃゃあっ

もっ、

やだぁ……

イキたく……なぃ……」




そう言いながらも

ルイの手は止まらなくて。




にやり。

ジルは勝ち誇ったように笑って。




『イッて。

描かれている前で

はしたなく果てて…』




「あっ、

いやだっ、

描かないでっ、

お願………許して…

あっ

も、

出るっ

イクぅぅぅ…

ぁぁぁぁぁぁぁ……」




ルイの白い肢体が

美しく弧を描くと




びくんっ




びゅるっ




びくん




びくん





「ぁぁっ…」




虚ろな瞳で天を仰ぎ




涙を流しながら




ルイは白い欲を




ぱたぱたと



散らした…。





卑猥なはずのその姿は

何故か

この世の物とは思えないほど

儚く

美しい。




ロベールはその甘美な一瞬を

取り零さないよう

憑かれたように

筆を走らせた。