第13章 狂った果実～アランorルイ編～

（えっ！？

えええええええええええええ！？！？）




パニックに陥ったアランは

みっともなく

口をぱくぱくさせる事しか出来ない。




（なんだこの状況！？

なんで、俺がルイに…

っ…

あ、そこ…気持ちいい…）




まるで楽器でも奏でるように

アランのモノを弄るルイ。




繊細で優しい手つきに

アランは思わず吐息を漏らした。




「はあ…」




『……反応してるよ？』




真顔で告げられたルイの言葉に

アランは

はっ、

と我に返る。




（なに、好き放題させてんだよ俺！）




「やめっ、

離せよ！」




ドン！！




アランは力任せに

ルイの肩を突き飛ばす。




「はあ…はあ…はあ…はあ…」




『………すごい…

もう…そんなになっちゃったんだ…』




「え？」




アランが視線を落とすと

半勃ちのモノが

スラックスから元気に顔を覗かせていた。