第3章 狂った果実～ユーリ×アラン編～

扉を開けた瞬間。




『お待たせっアラン様』




ユーリがいきなり

アランの首に手を回し

がばっと抱き付いて

頬にちゅっとキスをした。




（か…かわいいじゃねえか///）




ユーリは…

こんな風に会う時だけ

アランに敬語を使わない。




そしてユーリは…




「なんだよ？

そんなに俺に逢いたかったのか？」




ユーリはぽっと頬を染めて

恥ずかし気に

アランを見上げた。




『うん……』




ずきゅーーーーん！！




（なんでこいつは毎回こんなにかわいいんだ！？

てか、いい加減慣れろよ、俺も…）




思わずときめいてしまった自分に

つっこむアラン。





そしてユーリは…

こんな風に会う時だけ

じゃれるようにアランに甘える。