第9章 狂った果実～アランorレオ編～

『ぁっ、ダメっ』




「いいから…

気持ちよくなって？」




『まだっ……ぁぁ…んっ…はん

まだっ、イキたくないっ…ぁぁんっ…』




「……なんで？」




『……だって…

もったいなくて…

せっかくこうして

アランと繋がることが出来たのに…

もっと…ずっと……

こうしていたくて………』




きゅん…




「レオ…何度でも抱いてやるから…

だから見せて？

おまえの可愛い姿…」




アランは律動を速めた。




『ぁあっ、アランっ、

ダメっ……




そんな…ぁぁっ




イクっ…




イッちゃう///』




「っ…レオっ

可愛いっ…

俺も…イキそうっ…

くっ…一緒に…っ」




『アランっ…




こっち見てっ…




…キス…して…



アランに抱かれてるって




もっと実感させて…っ』




「レオ………」




アランは

噛付くように

しかし優しく

レオの唇を奪った。




『っ…ん…んんんーっ』





（あ……レオの頬、濡れてる…？）




「レオ…おまえ……泣いて…」




キスの合間にアランが囁くと




『見ないでっ！

お願いアラン…

こんな格好悪いとこ…

おまえに見られたくないんだ…』




（ほんと、可愛すぎ…）




アランはレオの想いを汲んで

レオの再び唇を奪った。