第9章 狂った果実～アランorレオ編～

「レオ、もしかして

……イキそうか？」




レオ俯いたまま、

こくり…

と小さく頷いたあと

また消え入りそうに告げる。




『おまえにそんな風にされたら…

感じ過ぎて…

……でちゃう…』




（こいつ…

なんでこんなに素直で可愛いんだ？）




「…出して？

見たい。

おまえが

俺の手で気持ちよくなるとこ」




『ゃぁ…っ///

そんなの、恥ずかし過ぎる///』




「レオ…可愛い…

お願い…見せて？」




アランはモノを擦る手と

後ろの穴を弄る手を

同時に

少しだけ速めた。




『ぁぁっ、待ってっ…

もう少し…優しくっぁ』




「ごめん、レオ…俺…

これ以上、我慢出来ねえ…」




『あぁぁっ、アランっ…

ダメっ、もう出ちゃうよっ…ぁぁ』




「レオ…」




（可愛い…可愛いレオ…）




『いやっ！』




レオの手が

ぎゅっとアランの両手を掴み

その動きを制した。