第9章 狂った果実～アランorレオ編～

『ジルのお仕置きはね。

その時はもちろん

あとも、タチが悪いんだよね』




「……やっぱ…そうか…

あー……

あの………………………

…こんなこと………おまえに聞くの

その………

おかしいって分かってんだけど………」




（いいのか？

こんな事聞いて///




でも、




このままじゃ、俺も困るし…




同じ悩みを持つもの同士、

口止めすればいいよな。




兄弟だし、

分かってくれる………はず！！）




「おまえ…ジルに…

その……………ああいうコトされて…

疼く時って…

どう…してんの？」




（い……言っちまったーっ///

恥ずかし過ぎる///）




アランは

真っ赤になって視線を逸らし

深く俯いた。




と




レオが

おもむろにアランとの距離を詰め

アランが拒む間もなく

アランの首に腕を回した。




（………えええええええ！？！？！？）




レオの整った顔が間近に迫り

どこか艶っぽい視線が絡み付いた。