第8章 悪魔のお仕置き～アラン&レオ編～

レオは軽く息を吐いた。



ﾚｵ「ジルも良い趣味してるよね。

こんなこと思い付くなんて」




『すみませんレオ。

今日は、貴方が悪いわけではないのですが』




ﾚｵ「じゃあ、やめてくれない？」




『すみません、

これがアラン殿に

一番屈辱を与えられそうなので』




ジルは優美に微笑んで

また息を吐くレオを他所に

アランに近づいた。




ｱﾗﾝ「……なんだよ………」




『お待たせしました。

続き、致しましょうか……』




ジルは

先程、選ばなかった方の

深紅のリボンを指先でつまみ上げ

アランに見せつけるように

フリフリ振った。




（まさか…………！！）




先程までの拷問のような快楽が

一瞬にしてフラッシュバックし

アランの身体がガクガク震える。




ｱﾗﾝ「っ……ジル、嫌だっ、

やめろっ、それだけは…………！」




アランは涙目になり

形振り構わず訴える。




『情けないですね、アラン殿。

いいのですか？

レオが

貴方を見ていますよ？』




（………！！

そうだ！こいつ居たんだった！）