第6章 ようこそバレー部へ!
葵が帰ってしまい
「お前ら困らせるなっていったよな?」
溝口は呆れながら言う。
「お前が変な事言うからだろうが!」
岩泉は花巻の頭をチョップした。
「だってさ、高校生でブラコンとかヤバイでしょ?」
花巻は言う。
「……確かにな。」
そこにいたメンバーが皆賛同した。
片付けも終わり、それぞれ帰宅する。
国見と金田一は一緒に帰った。
「なぁ、金田一はさ、澤村さんの事どう思う?」
「澤村さん?別に……ブラコンでちょっと引いた位だけど。」
「……だよな。……はぁ~……」
また国見はため息をついていた。
「何?国見、澤村さんの事好きなわけ?」
「……悪いかよ……でも今のままじゃな……」
国見は明らかに落ち込んでいた。
「まぁ兄貴という壁を乗り越えないと無理だな……」
「その澤村さんのお兄さんさ、烏野高校のバレー部の主将らしいよ。」
国見は葵が言っていた事を金田一に教えた。
「烏野高校って影山が行った高校か!」
「そう、あの烏野……」
「まっ、国見頑張れよ!応援すっから!」
金田一は国見の背中を叩き励ました。
「ああっ……サンキューな」
国見は金田一に励まされ少し元気になった様だった。