第4章 英語も体調も、ヤバいかも…
クションッ!
ん?
何だろう?
頭がぼーっとする。
花粉症ってこんな症状あったけ?
春「雪大丈夫?顔赤いよ」
春華が心配そうに私を見ていた。
貴「うん、大丈夫だと思う。少しぼーっとするだけ。」
先生にバレないように私達は、小声で話した。
春「それ、花粉症じゃなくて風邪かもよ」
貴「大丈夫だよ。そこまで酷くないから」
ゴホンッ
先「そこ!加藤、佐藤!」
貴・春「「はいっ!」」
先生の咳払いが聞こえた瞬間、私達の名前が呼ばれた。
先「先生の授業は暇か?」
貴「いえ…」
ひー!
先生の笑顔が怖いです。
先生の笑顔が怖いです。
先「授業はちゃんと聞けよ。ただでさえ加藤は英語の点がヤバいんだから」
貴「ごもっともです。すみませんでした」
春「すみませんでした」
先生に痛いところを突かれてしまった。
確かに私は、100点中10点をとったことがある。
なんで、日本人が英語を覚えなければならないのよ!
花粉の次になくなってほしい。
先「でわ、続けるぞ」
ふと、クロを見たらニヤニヤとこちらを見ていた。
春華に似てクロもイジワルだ。
いや、クロの方が上だ。
にしても、なんか寒くなってきた。
それに、頭痛も…
私、大丈夫か?