【ONE PIECE/男主】 エースの兄は "海軍" です
第1章 *出航*
No side
晴天の空の下。
海軍コートを風になびかせ、特訓をしている若者が1人
そして、その若者に近寄る、1つの大きな影。
草を踏む足音に気づいた若者は、刀を鞘の中に直しその影の方に体を向けた。
『よっ、ガープさん!!』
「おぅ。 朝から熱心じゃのう…アオイ」
せんべいを一口かじり、ゲラゲラと笑いだすガープ。
そして、袋からせんべいを1つ取りだし
アオイに手渡した。
『……ん。 ありがとう』
ガブッとかじりつけば、口のなかには醤油の足が広がった。
……うん。 俺の好きなせんべいだ。
『それより、何か俺に用があったから
ここに来たんじゃないの?
いつも、来ないじゃん……。 俺、誘ってるのに』
ムスッと頬を膨らますアオイ
剣の特訓に付き合ってほしい。 っと言っても
なかなか、ガープさんは俺の特訓に付き合ってくれない。
ここに来る。っと言うことは、俺に何か用事があったから。
だから、ガープさんはここに来たんだ。
アオイは、そう解釈した。
「これを、ルフィに届けてほしいのじゃ」
ズイッとアオイの目の前につき出したものは手紙とTシャツ。
『……俺が、ルフィ達の所に行ってもいの?』
「お前に、頼んでおるのじゃ。
センゴクには、一年程休みを取っていいか
確認してきた。
お前も、あいつらと一緒に修行でもしてこい。
……エースにも、会いたいじゃろ?」
『会いたいさッ!! やったねー‼
センゴクさん、ありがとう!!
じゃ、俺今からいってくるね!!』
「おお、頼むぞ」
ガープから届け物を受け取ったアオイは
もうダッシュで、自分の部屋へと向かった。
久しぶりにエースに会えると思ったら
嬉しくて嬉しくて……
前あったときよりも、でかくなってるんだろうな……。
走っているアオイの頬が、少し緩んだ。