第35章 近い時間
『野球部バント地獄のお返しだ!!同じ小技なら野球部の方がはるか上!!
そしてE組の守備のほうはザル以下!!楽々セーフ!!E組よ、バントとは
こうやるんだ!!』
くそぅ…アナウンスもめちゃくちゃ言いやがって!!
でもまぁ、俺ら素人に比べれば、野球部のほうがそりゃうまいよな。
それに俺らと同じ技で逆転されるとなると、手本みたいになるから、
強いって印象を与えることができる…。
さすが理事長だな。
どこまでも強者にこだわる…。
うわ、満塁になっちまった!!
しかも次のバッターって…
『我が校が誇るスーパースター進藤君だ!!』
だけど、俺らのピッチャーは杉野だ。
ナメられたら困るぜ。
すると、またカルマの下に殺せんせーが。
またかよ!
なんとなく面白そうだから、俺もカルマの近くに行ってみる。
殺せんせー「カルマ君、おや、光さんも。二人共いるなら話が
早いです。さっきの挑発が活きる時が来ましたよ。」
カルマ「……あーなるほどね。」
光「面白そうじゃねーか。」
カルマと俺はニヤリと笑いながら言う。
よし、反撃だ!!