第25章 LRの時間・師匠の時間
イリーナ「わかったでしょ?サマンサとキャリーのエロトークの中に難しい
単語は1コも無いわ。日常会話なんてどこの国もそんなもんよ 周りに1人は
いるでしょう?“マジすげぇ”とか“マジやべぇ”だけで会話を成立させる奴。」
うぉ…俺だ。
いや、まあ普通に“マジで”を連発するだけだけど。
そう、聞いていておわかりの通り 今はビッチ先生の授業中だ。
ビッチ先生の授業は、将来的に役立つ事ばかりだ。
だからすげぇ聞いてて面白い。
イリーナ「その“マジで”にあたるのがご存知“really”木村、言ってみなさい。」
木村「…リ、リアリー。」
イリーナ「はいダメー LとRがゴチャゴチャよ。LとRは発音の区別つくように
なっときなさい。外人としては通じはするけど違和感はあるわ。言語同士で
相性の悪い発音は必ずあるの。韓流スターは“イツマデモ”が“イチュマデモ”
になりがちでしょ。」
こんな日常的に疑問に思う事まで会話に交えてくれるから、
本当にわかりやすい。
…わかりやすいんだが…
イリーナ「日本人のLとRは私にとってそんな感じよ。相性の悪いものは
逃げずに克服する!!これから先 発音は常にチェックしてるから
LとRを間違えたら…公開ディープキスの刑よ。」
そう、男女誰かれ構わずディープキスする。
俺も何回かされたが、あれはさすがにスゴすぎる…
それ以外は普通の授業より全然良いんだけどなー。