第1章 銀蛇鳥姫物語 第1話
《お前は*ケモ*だ……》
《*圧も異常に高くなってしま*た…》
《もう我々ではど*しようも*い……》
《だから…コレを、霊***装置をお前に付*る…悪く思*な**くれ*…―》
◇これはある少女とある死神のお話◇
春の暖かい風が吹き、ひらり桃色の桜が舞う○○高校。
学生達は今日の勉学を終え、今は放課後。帰る者や部活に行く者が居た。
そして此処1-1の教室の中は綺麗な夕焼けで染まっていた。
そこには両耳に銀色のピアスを付けた少女と、その友達が教室に残っていた。
『ッ…?』
「どうしたの?姫雫…」
『今、頭痛が…』
「え~大丈夫ー?」
『あ、あぁ大丈夫だ。引き止めたようですまない…』
「そう?気を付けて帰るんだよ?じゃあまたねー!」
『うん…また明日』
手を振る少女の名前は小鳥遊 姫雫。
(…今のは、何だ?記憶が流れ込んできた様な…所々聞こえなかったが…)
(あれは、あの声は、昔聞いたコトがある様な―(ズキン)…)
まるで記憶を遮ぎる様に頭痛がした。
(ダメだ…頭が痛い…でも何か大事なコトを忘れてる気が…(ズキン)…くそっ…)
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