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銀蛇鳥姫物語
第4章 銀蛇鳥姫物語 第4話
「『…』」
(こ、この状況は…どうすれば…)
姫雫と男は抱き合ったままだ。
なんせ抱き締められたのは初めてだったため、どうすればいいか分からない。
きっとこの男は自分を安心させる為に、抱き締めてくれたのだろう。
(なら…「私はもう大丈夫だ」…とでも言った方がいいのか…?)
『あの…私は、もう大丈夫、だ…です』
敬語を使った方がいいのか、迷って変な日本語になってしまった。
照れつつそう言って離れようと男の胸板を押した。
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