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白い小悪魔は誰のもの?

第10章 ★不幸中の幸い★【虹村修造】






〔虹村修造〕




俺が零蘭を好きになったのは、、もう覚えてねぇや




だが初めは気味悪がってたのは覚えてる



入学から数ヵ月後、異例の一年生一軍メンバー



つまり赤司達とやけに仲がいいと感じてた




最初は赤司と付き合ってんじゃねえかなんて思うぐらい、奴とは距離が近かった。抱き合ってたりもしてたしな





(言ってねえけどキスし合ってるとこを偶然見ちまったこともある)




試しに零蘭本人に聞いてみたんだよ




そうしたら返ってきた答えは



『いいえ、付き合ってませんよ?真太郎達ともああいうことしてますし』



なんて言いやがった




それもハッキリと




そんときはコイツなに考えてんだってなってな、、そのことを赤司に言ってみたら



赤司『あぁ、知ってますよ』




冷静に返しやがった




その後、緑間達にも聞いてみりゃ同じ返答が帰ってくる始末だ




こいつら、どうかしちまってる




普通、好きな女が自分と他の男ともそういう関係になってるなんておかしいって思うだろうが




確かに零蘭は美人だ




それも見たことねぇぐらいの




それは認めるが性格はいただけなかった




コイツは男をたぶらかして漁る魔女だ




確かにその時の俺はそう思ったのによ




いつの間にか俺は零蘭を気になり始めたんだよな




美人なだけじゃなくて、ちゃんとチームに誇りをもって仕事をこなして、選手への気配りやケアも完璧




俺達の動き一つ一つ見てアドバイスも的確、、聞くところによれば成績も優秀で教師受けもいいらしい




異性はもちろん同姓からの人気や信頼も厚い




関われば関わるほどに零蘭の魅力が分かって好きになる





んで、今に至るってとこだな








でも、最近話す数が減ってる気がすんだよな




まぁ、同学年の赤司達の方が話す数が多いのは分かんだけどよ




あぁ、零蘭に触れてぇ




零蘭と話してぇ





どんどん気持ちはでかくなる








そういやアイツ俺が好きだってこと知ってんのか?




たまにはちゃんと好きって言わねぇとな










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