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【忍たま】暗躍からの恋

第6章 正体の段














フワフワする




やっと死んだ?








その割には…


お腹は痛いし、右肩もズキズキする…

それに声が聞こえる








「……きてからで……」

「そんな!……だから!……」

「……焦るな………」

「はい………」

「……ませんよ!」


バタン!





扉の音か?

煩いな。







気配は………

多分知ってるのが2人?



あとは知らない。









知ってる……










(そうだ!!知ってる気配に!!!)


目を開けて、ガバッと起きたと同時に腹部に痛みが走る


「っ!」

「あぁ!そんないきなり起きるなんていけませんよ。」

声に右側を見ると白装束の男が心配そうに私に言ってきた。

「ケホッ……っ……別に平気。」

心配する白装束の男に手で制ししながら、自ら発した声が女寄りの中性になってるのに気付き溜め息をついた。

「……そうやって殺気ゼロの構えは余裕だから?」

左側を見ると、囮役をしてた髭男と対象だろう白髪オカッパの老人と……土井半助がいた。

一番見られたくない人物がいるなんて…

また溜め息が出る。


「そういうお主は士気喪失のようじゃのぅ。」

聞こえた声の主は老人

「貴方が大川平次渦正?」

「如何にも。」

「学園長!そう簡単に!」

注意する髭の男を制した大川は、ホッホッと笑う。


(調子が狂うわ。)

「士気喪失にもなるに決まってる。負けたんだから。どうする?……殺る?」

聞きながら首を傾げると大川は首を横に振るい

「質問をしよう。」

「答えられる範囲ならね。」














さぁ、私はどうなる。
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