第5章 球技大会2
帰り道一人で帰っていると…
ツンツン…
誰かに腕をつつかれた…
『ん…?』
そこにはうつむいているジュリがいた…
「…は…ないよな…?」
声が小さくて聞こえなかった…
『ジュリ…少し聞こえないからもう少し大きな声で言ってもらえるかな…?』
「ちぃーは…僕から離れてかないよな…?」
ジュリは泣いていた…
私には泣いている理由がわからなかった
『ジュリ…私はジュリとずっと一緒にいる…家族のみんなだって…絶対にジュリから離れたりしないと思うよ…?』
ジュリは顔をあげた
目からは涙が溢れていた…
「ちぃー…」
ジュリは泣きながら私に飛びついてきた…
子供みたいに泣いて…
ジュリはその日家にかったらすぐに寝てしまった…