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【R18】【ハイキュー!!】 セックスフレンド

第7章 番外編 リエーフside



「クロさん、最近なんかおかしいっす」

「………かな」

「馬鹿リエーフ、研磨に訊いたってしょうがねだろ」

猛虎さんに言われて「そうですね」とうなずくと、部室の床に座ってゲームしてた研磨さんにガコッとすね蹴りされた。

「まあ、たしかにちょっといつもとは違うかもな」

「ですよね!」

音駒男バレのオカン、夜久さんの一言は重い。

夜久さんがYESならYES.

NOならNO。

それが音駒男バレ部のルール。

「森然での合宿後あたりぐらいから、ちょっとおとなしいよな」

「そうなんですよ。なんかこう毒舌にパンチがないっていうか」

「そうかぁ?」

猛虎さんだけが納得いかないのか、首をかしげる。

「今日も練習終わって速効帰ったしな」

夜久さんが「おい」と足元の研磨さんを見た。

「クロ、なんかあったのか?」

「……」

「合宿のとき、夜に抜け出した日あっただろ。あのあたりから何か変わったんだよな、あいつ」

「………俺、抜け出してないし。知らないし」

「あ、そうだ。研磨さん自主練もほとんどしないで速効寝てましたよね、毎晩」

「リエーフ、うるさい」

ゲシッ。

2回目の足蹴りをくらいながら、1か月前の合宿を思い出す。

あの頃から、彼女も変わった気がする。

クロさんの話をしなくなった。

会ってはくれるけど……なんか違う。

「つか、もう鍵しめるから早く出ろ」

夜久さんにせっつかれてぞろぞろと部室を出る。

外はもう真っ暗で、時計を見るともう20時近い。

「腹減った~!」

「なんか食ってくか」

「お、いいっすねえ!」

「あ、俺お先に失礼しま~す」

みんなが盛り上がってる中、大きな声で挨拶すると、先に駅に向かって走り出す。

背中に「おい」と声がかかったけど無視してダッシュする。

今日こそは……

絶対彼女に「うん」って言わせてやる。

こんなにずっと好きって言いつづけてきたんだから。

今日こそ決着をつけてやる。

そう、思ってたのに……



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