第5章 出逢えてよかった。
「心配しすぎだ」
降りようとしているローは呟いた
そんなローにわたしはどうしようもなくて
駆け寄った
「ロー!」
「なんだまだなにかある、っ!?!!」
振り向きざまに私はキスをした
「ロー、絶対帰ってきてね?」
きっと私の顔は真っ赤だろう
けどそれよりもローの顔は
真っ赤だった
「ふふ、ロー真っ赤」
可愛く思えて笑ってしまう
「っ、帰ったら、覚えてろよ?」
なんて強がってるローは
今はなんだか怖くない
「いくぞお前ら」
「「「おー」」」
ただの調達だけじゃ済みそうにないのを
考えての気合の入りっぷりに
さらに心配になるけど
「ロー達なら大丈夫だ」
「そうだせ姫さん」
そうだよね