第3章 見守るのは斜め後ろから。。

ペンギンside～


「あれ、キャプテンもういなくね？
はぇなぁさすが。」


「そろそろ、帰るか。
おい、お前ら帰るぞ。」


きっとキャプテンも終わってかえってんだろうな。

そう思いながらふらつく足取りで立ち上がり、

店を出た。



「それにしても、こんなとこをプリンセスに見られたりしたら、
なんだか嫌っすねぇー。」


乗組員の一人がさらっと呟いた。


「「「「考えたくもねぇな」」」」


答えは一致。


「そういえばペンギン、仲良くなったんだな」

「まぁその瞬間嫌いって言われたがな。」


苦笑いをする俺。

なんともいえない。



「俺、そろそろやめるかな。
いい大人だしな。」


俺はなぜか、そう言った。

「急には無理だろ？
とくにあいつは」


あいつ、というのはキャプテンのことだろ。

まぁ、あのひとはひどいからな。


プリンセス、みてねぇよな？




ペンギンside～end～