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〇〇系男子

第6章 ロールキャベツ系男子



「ちょっ、ねぇ、待ってよ〜」

後輩くんに食事に誘われ会社の近くの綺麗なカフェに入る。
店内は昼時だからか盛り上がっていた

「何頼みます?」
「ん〜ランチセット」

週一の周期で来てるからメニュー表なんて見ずに水分補給をしながら答える。

「りょーかいです」

爽やか青年な後輩くんはニコッと笑って店員さんに注文していた
その時、視線をふと感じてなんだ?なんて思ってそちらに私も視線を寄せた。

あれ、あのこ……彼の同僚の子だ…?
前に見たことがある。
彼にすっごいアプローチしてたから記憶にバッチリ残っていた

そしてその彼女の視線の先には私が好きで好きでたまらない彼が。
…お?
あれあれ?

……いや、私だって後輩くんとご飯食べに来てるし、私が言えたことじゃない

なんて思いながらも器の小さい女と言われても仕方の無いくらい心では嫉妬心が見え隠れしている

「せんぱーい?」

バッと、
効果音がつきそうなほど素早く後輩くんの声に反応すると、目の前には日替わりランチセットが。
今日はキノコのクリームパスタか、なんて一瞬思ってまた、彼のことを考えてしまう。
彼、そこまで気が強くないし押されて浮気なんかしちゃったら…
私はもう気が強すぎてそんなこと心配すらされないだろうけど…

「せんぱい、パスタもーらいっ」
手を止めてぼーっとしていると取られるパスタ

「ぼーっとしてるから悪いんですよ!
これかわりに一口あげます」

と言ってハンバーグの欠片をもらう
昼からハンバーグはキツイって〜なんて笑ってそのまま昼食を食べ終えた。

もう1度彼が座っている席に目線を送ると既に、違う人が座っていた

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