第1章 思い…。[セバスチャン]
「どうかされましたか?」
平然とそう尋ねるセバスチャンさんには
焦りという感情が
欠落しているのだろうか。
セバスチャンさんが
私に厭らしいお仕置きを
するようになった原因は
私がセバスチャンさんに
告白したからであった。
誰にでも優しいセバスチャンさんは
メイドの仕事に不馴れな
私にも丁寧に
指導してくれた。
そんなところに
惹かれていた。
告白の返事は
もらえていないけど
別にかまわない。
それに、こんな
鬼畜ドS執事という素顔も
知れたし……//
「いや、
トイレに行っていたら
ここの明かりがついていたのでな。
消し忘れだったら
お前を罵倒するつもりだった。
それだけだ。」
フンと笑って
出ていく坊っちゃんの後ろに
付き添って
寝床まで行くセバスチャン。
今日のお仕置きは
これで終わりのようだった。
私はそそくさと着替え
灯りの消された書斎を
そっと出ていった。
**
『うわぁ……
今日も凄い跡…//
背中にまで。』
お風呂に入って
鏡を見ると
沢山の跡が身体中につけられていた。
ドロドロになった私のアソコは
物足りないと
主張している。
『もう…
セバスチャンさんのバカ…
部屋帰ったら
一人でシよ…』
体を洗いながら
そう呟くと
「おや…?
それでは
私が手伝って差し上げましょうか?」
という声が聞こえた。
『ひっ!!////』
思わず体を洗っていた
タオルを落とす。
鏡には
なんと裸にタオル一枚
のセバスチャンさん。
最早鼻血ものです。
「フフ……
先程のままでは
辛いかと思いまして。」
耳元でそう囁くと
ソープでヌルヌルの体に
手を這わせてくる。
『ひぁっ!!///』